日野間 尋 子 展
“Birth of Light”

2005年 3月25日(金)〜4月3日(日)
文化宮殿 Palatul Culturii (ヤシ市/ルーマニア)

北海道在住の画家、日野間尋子と文化宮殿・美術館のコラボレートにより開催することができました。これまでにドイツ・オーストリア・アメリカなどでも発表されており、文化宮殿では光や空気をテーマとした抽象画や立体作品を展示させて頂きました。芸術関係者を中心とした多くのお客様にご来場頂き、光をテーマとしたワークショップでは、復活祭前ということもあって参加して頂いた皆様の真剣に取り組む姿が見られました。(ヤシ文化宮殿 ボランティア 松本陽子)

●展示作品
01 "breath-Apr. T" (2002) 25.5 x 13.5 cm Acrylic on Paper
02 "breath-Apr. U" (2002) 25.5 x 13.5.cm Acrylic on Paper
03 "breath-Apr. V" (2002) 25.5 x 13.5 cm Acrylic on Paper
04 "breath-winter(5)" (2003) 24.0 x 24.0 cm Acrylic on Paper
05 "Works" (2003) 9 pieces Acrylic on board
06 "Works" (2004) 4 pieces Acrylic on board
07 "A mass of cloud-(1)" (2005) 31.8 x 40.9 cm Acrylic
08 "A mass of cloud-(2)" (2005) 31.8 x 40.9 cm Acrylic
09 "breath-Jan.Feb." (2005) 4 pieces (展示面積 60.0 x 180.0 cm) Acrylic on board
10 "Works'05-(1)" (2005) 4 pieces (展示面積 25.0 x 120.0 cm) Acrylic
11 "Works'05-(2)" (2005) 4 pieces (展示面積 25.0 x 120.0 cm) Acrylic


breath-Jan.Feb.(600×1,800mm),2005


A mass of cloud-(1)(318×409mm),2005

A mass of cloud-(2)(318×409mm),2005


breath-Apr. I(255×135mm),2002

breath-Apr. II(255×135mm),2002

breath-Apr. III(255×135mm),2002


breath-winter(5)
(240×240mm),2003


works,2003


works,2004


works'05-(1)
(c.a.250×1200mm),2005


works'05-(2)
(c.a.250×1200mm),2005


●準備(一日目)

・美しく重厚な「木」の壁、天井…部屋の名前は'OREST Tafrali'

・文化財保護の為、この壁に直接展示することはできない

・可動式パネルを使用
●準備(ニ日目)

・ルーマニア風(?)定規

・それぞれ、仕事の割当が‘ハッキリ’と決まっている

・ただ眺める私

・電球交換

・たくさんの眼で配置確認

・ひとまず完了
●開会直前






●開会式 2005年3月25日(金) 14:00〜





●ワークショップ 2005年3月25日(金) 14:30〜

近年の作品24点を、A4サイズのパネルにコピーし、以下3つの質問に対する答えを、好きな色を用いて、好きな絵(パネル上)に記述してもらう。

Q1;貴方にとって‘光’とは何ですか?
Q2;貴方の人生で一番良い思い出になっている事柄は何ですか?
Q3;貴方はどんな時‘生まれて良かった’と思いますか?














・天使が光を放ちながら地球の上を浮かんでいる。私達は光を浴びるのを嬉しく思う。つまり「光とは喜び」である。・(紫)光とは彼女そのもの。光はいつも正しい。光のもとで誰も隠れることはできない。・(青)最も美しい記憶。それは恋に落ちたこと。・光とは美しい魂である。・(青)光とは自分一人で雪に覆われた山の頂上を発見するようなものである。「なぜそこに頂上があるのか?」を知る必要はない。なぜならそこにメリットは何もないからだ。・(水色)私が生まれて良かったと思う時は、毎朝母が生きていてくれることだ。最も美しい記憶は初めての子供を授かった時だ。・光とは、愛、人生、力、想像である。・最も素晴らしい経験は神に会えたことだ。・誰かが私に「愛しているよ」と言ってくれた時、生まれて良かったと思う。・生まれてよかったと思う瞬間は、誰かを救うことができた時です。・(茶)光とは光そのものである。・(青)光の意味は生きるということ。つまり生命をさす。・わたしにとって光の意味は、純粋な魂を持っていることと、人生が満たされていることである。・(茶)人生で最も嬉しいことは、自分がこの世に生まれ生命を得たことだ。私にとって、光とは人生の最後を力強い祈りで終えることだ。・(赤)光の持つ最も美しい意味は私達人間が宇宙に存在し、この安全な地球に存在することだ。異なった国に生まれても私たちがお互いに良い関係で尊敬しあうことができる。今日貴方達が私達の国を訪れ、こうして出会えた運命に感謝している。ジェル・(緑)光とは人々の目の中に存在するもの。微笑みの精神のことである。・(青)光とは私にとって空気である。・(青)光とは長い一本道を一人で歩くこと。良い旅路であることを願う。ミハエラ・(桃)恋をしたとき。・(紫)ママリガとサルマーレはとても美味しい。・(青)光は無限に循環する。・(水色)私の一番いい思い出は、お母さんとハイキングに行ったことです。・光とは湧き水、エネルギーであり、終焉は満たされた人生への意志である。・人生で最も美しい記憶は恋に落ちたこと。飛行機からパラシュートで落下するようなものである。・全ての瞬間。・光とは私にとって光である。最も重要なこと。・最も美しい人生の記憶は、レプシャにピクニックに行ったこと。・“生まれてきて嬉しい”これは一日中太陽の下に居ることを言っている。かつての私の家は日陰にあった。私はこの仕事(ワークショップ)に感激している。参加できて嬉しい。・光とは永遠の象徴である。経験は無いが、人生とははかないものであり、私達は逃げることができない。・光とは神である。・イエス・キリストの最後を知った時。・光とは人生である。・(赤)もし光が無ければ、私達は何も見ることができないだろう。・私にとって光の存在とは現象である。なぜならば、光無しでは何も見ることができないからだ。・一番嬉しかったこと。お父さんが自転車を家に持ってきたとき。・光の存在は私にとって神の道しるべである。・一番の思い出は、12月28日にケーキの中に頭を突っ込んだこと。・数学コンクールで全国2位になったとき。・光とは暗闇の中の希望である。ロデダーナ・私にとって光とは、人生とは何かを知ることである。・もし光が無ければ、何も見ることができず、暗闇のままである。・本日の光はこの素晴らしい展覧会です。25日はルーマニア(オルトドクス)では、ブナ・ベスティーレという祭日です。・光とは人生の希望である。ミハエラ・この色は自由な気持ちの色。・光とは自由な人生。・春が来たとき。・(緑)光とは私達の魂を映す鏡である。恋をした時。ソリンさん。・(赤)人生の美しい記憶は、自分が生まれたことを認識したとき。つまり芸術に触れたときである。ヤシのセント・サーバ幼稚園で個展を開いた時。アンドレイ・光とは過程である。過程とは神である。・他の人や子供達に何かしてあげることができたとき。・人々の喜び。それは助けである。・私にとって、この世に生まれて嬉しかったことは、この気持ちを何と説明してよいのか解らない。考えなくてはいけないひとつの問題である。・・・




























日本文化祭(2005,ヤシ市/ルーマニア)